9月の診察案内
なつ動物病院です。
9月になりとても過ごしやすい時期になってきました。
今回は9月の診察案内です。
9月8日土曜日は院長が勉強会参加による不在のため
午前は9時から11時30分までの診療、午後は17時30分から19時の診療となっています。
変則的となりますがご理解とご協力をよろしくお願いします。
なつ動物病院です。
9月になりとても過ごしやすい時期になってきました。
今回は9月の診察案内です。
9月8日土曜日は院長が勉強会参加による不在のため
午前は9時から11時30分までの診療、午後は17時30分から19時の診療となっています。
変則的となりますがご理解とご協力をよろしくお願いします。
なつ動物病院です。
かなり暑い日が続いていますね。
院長家ではなつしゃちょーが夏バテ気味です。
今回は8月の診察案内です。
8月4日(土)、22日(水)は病院都合により完全予約制です。診察ご希望の方はお問い合わせください。
8月13日(月)は午前中のみの診察となっております。
8月30日(木)は臨時休診日です。
お困りのことがありましたらお電話にてお気軽にお問い合わせください。
皆さまも夏バテ、熱中症にはお気を付けください。
なつ動物病院です。
早くも7月になりましたね。
先日は大雨に見舞われましたが、幸いなことになつ動物病院およびスタッフには被害はありませんでした。
ご心配頂きました皆様には厚くお礼申し上げます。
今回はなつ動物病院公式のLINE@を始めましたというお知らせです。
みなさま、LINEはお使いですか?
じつは先日から病院HPも以下のように変更しています。
右上の「LINE友だち追加」マークが増えています!!
ここをクリックするとPCからではQRコードが追加され、スマートフォンをお持ちでLINEアプリをお使いの方は友だち追加が出来るようになっています。
病院公式LINE@は以下を目的としています。
1.気になる症状のご相談。特に来院した方がいいかどうか悩むもの。
来院をお勧めするかどうかの判断を致します。
2.継続中のフード、商品の注文を承ります。
3.翌日以降の診察のご予約を承ります。こちらからの返信を持って予約完了となります。
希望日時に予約が入っていたら他の日時をご案内させて頂きます。
その他、何かご要望がありましたらおっしゃってください、検討致します。
なお、緊急性が高い場合は直接お越し頂くか、お電話にてご相談ください。
また、時間外診察をご希望の方はまずはお電話にてご相談ください、転送電話になっています。
当院にご来院されている皆さまで、初めて1:1トークをされる場合はまず、診察券番号とお名前を最初に明記して頂けたらと思います。
また、当院にかかったことはないけど、ちょっと気になる症状があって不安、電話だと相談しにくいし…という方はご登録頂いた上で、動物腫、品種、年齢、性別、避妊去勢の有無、症状をお送りください。
ただし30分以内に返信がなければ他の方法をお取り頂けたらと思います。
なお、いざ診察の必要のある症状だった場合、責任を持って診察を行いたいため、可能な限り当院へご来院が可能な方からのご相談に限らせて頂けたらと思います。
なつ動物病院です。
前回はウサギさんの不正咬合についてでしたが、今回はウサギさんつながりでウサギさんの爪切りについてです。
時々、お問い合わせで「ウサギの爪切りしてもらえますか」と聞かれます。
はい、当院でウサギの爪切りは可能です。
爪切り500円+診察料(初診料または再診料)が必要となります。
もちろん、ウサギさんのみならず、わんちゃんや猫ちゃんの爪切りも実施しています。
すごく恐がりなわんちゃん、緊張する猫ちゃんもいますが、ウサギさんも基本的には恐がりです。
そしてウサギさんの場合、一番気をつけるのが脚力の強さの割に骨が弱いことです。
ウサギさん、ジャンプをよくするイメージがあると思いますが、実際に地面を蹴る力はすごく強いです。
しかし、足の骨や背骨は脚力に対しそこまで強くないため、嫌がってバタバタして足や背骨を骨折する、というのが比較的起こりやすい事故です。
幸いにも当院ではまだそのような事故は起こっていないですし、今後も起こさないように気をつけて診察して参りますが、獣医さんはどこもウサギさんに対してわんちゃん猫ちゃんとはまた別の気の使い方をされてると思います。
では実際に当院ではどのようにウサギさんの診察、爪切りをしているかというと…
ご覧の通り仰向けにします!!
仰向けにするメリットは2つ。
・嫌がって足をバタバタしてもウサギさんがけがを負いにくい
・仰向けにすることでウサギさん自身がおとなしくなることが多い
仰向けにしてもバタバタする子は頭をタオル等で隠してあげるとよりおとなしくなりやすいです。
なので身体検査や爪切りの際はこうした体勢を取らせてもらう事が多いです。
なお、歯を切るときや点滴が必要なときはうつぶせで、タオルでくるませてもらう事で事故がないよう気をつけています。
また気になることがありましたらお問い合わせください。
なつ動物病院です。
早くも6月になりましたね、梅雨入りもしちょっとじめじめもします。
今回登場するのはウサギのバビちゃんです。
今回、切歯(前歯)がかみ合わせが悪いとのことで来院されました。
本来のウサギさんの歯は下のような外観です。(モデル:ひまちゃん)
正面から
やや横から
上顎切歯が手前、下顎切歯が奥です。
また、かみ合わせ(交合)に問題無く、歯の長さもちょうど良く、上下がかみ合う長さです。
では、今回のバビちゃんはというと…
下顎切歯が上顎切歯よりも手前かつ上下とも過伸長
上下とも歯肉や口唇に接触しています
口を開けても交合出来ない様子
草食動物であるウサギさんにとって食餌はすごく大切です。
それが今回のようなかみ合わせの問題(不正咬合)が出てくると、
・上手に食べられない
・痛みを伴う
・食欲不振につながる
など、様々な症状が出てきます。
ウサギさんは1日ご飯を食べられなくなると命の危険も出てきます。
そのぐらいご飯のトラブルや歯のトラブルは重要です。
このため、今回は切削器により歯を切りました。
舌などをケガさせないように下顎切歯を切断したところ
上顎切歯も切断し、形を整えているところ
上顎切歯による口内炎の痕
切断後の正面撮影
おとなしい子だったので、麻酔をかけることなく切断することが出来ました。
若い子であれば1,2回の切歯の切断で不正咬合が改善する子もいますが、歯が伸びる度に切断が必要となることも多いです。
ウサギさんの不正咬合やその他の事でお悩みのことがあればお気軽にご相談ください。
なつ動物病院です。
一度寒くなったかと思いきやまた急に暑くなってきましたね。
西日本では気温25度を超えて蚊に刺される地域が増えているという記事も拝見しました。
フィラリア症ももちろんですが、熱中症にもお気を付けください。
今回は大腿骨頭壊死症、別名レッグ・ペルテス病についてです。
大腿骨頭壊死症は若齢、だいたい1歳ぐらいまでに発症する、トイプードルで発生しやすい病気です。
初期症状としては後肢をかばって歩く、抱っこを嫌がる、痛そうに鳴く。
症状が進んでくると後肢を着かない、左右で足の太さが違う等が出てきます。
成長期に股関節を形成する大腿骨頭に流れる血液が不十分になり、大腿骨頭が壊死することで痛みを伴う病気です。
壊死した骨頭が股関節を関節を形成し動く度に痛くなったり、骨頭が体重による圧迫を受ける事で痛みを伴うと考えられます。
治療法は骨頭切除術や人工股関節全置換術があります。
人工股関節全置換術は実施出来る医療機関が限られており、当院で実施出来る治療法は骨頭切除術となります。
もし若齢のわんちゃんで後ろ足を痛がる等の症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
なお、同じような症状でも別の病気のこともありますので、しっかり触診、レントゲン検査等必要に応じて検査をさせて頂き、診断、ご説明をさせて頂きます。
なつ動物病院です。
桜も咲き終わり、すっかり春の暖かさになったかと思えば今日から急に寒くなりましたね。
気温の変化に伴う体調不良にお気を付けください。
現在入院中のダックスフンドのそらちゃん、実は院長の実家のわんちゃんです。
(写真は病気になる前のものです)
30日に急に立てなくなったとのことで31日に来院。
過去にも椎間板ヘルニアで手術をした病歴があり、診察の結果、今回も椎間板ヘルニアが濃厚でした。
このため他院さんにてMRI検査を実施、その結果、やはり腰部椎間板ヘルニアでした。
真ん中が脊髄。左側からの白い椎間板物質により脊髄が右側に変位しています。
このためそらちゃん、2回目の椎間板ヘルニアの手術を実施。
(1回目は実家近くの病院にて手術をしていただいてます。)
手術は無事成功。あとは回復するかの経過を安静にしながら見ていきます。
必要に応じてリハビリも!!
幸いなことにそらちゃん、回復が早い子で、3日目には立てるようになりました!
しっぽもぶんぶん振っています♪
この調子なら以前と同じくらい走り回ることが出来るようになりそうです!!
腰部椎間板ヘルニアは、ダックスフンドなど特定の犬種に起こりやすい病気です。
背骨と背骨の間のクッションである椎間板が何らかの拍子で飛び出してきて、脊髄を圧迫してしまう病気です。
脊髄を圧迫することにより、痛みだけの子から後肢が麻痺して動かせない子まで症状は様々です。
そのグレードは5段階に分けることが出来ます。
当院では、足を自分で動かす事が出来るグレード3までは内科治療、足を自分で動かせないグレード4、5はMRI検査やCT検査(他院さんにて実施)の上、手術による圧迫物質の除去を勧めています。
そらちゃんの場合、足先での痛みも感じる事が出来ないグレード5でした。
さっきまで歩けていたのに急に歩けない、すごく痛そう、こういったことが起こり得る病気です。
脊髄の圧迫は早急に解除してあげる方がよいと考えられています。
ご自宅のわんちゃんが急に立てなくなった、足を引きずる、痛そうに泣く、などお困りの様子があれば様子を見ずにすぐご相談頂けたらと思います。
なつ動物病院です。
春の陽気な暖かい日が増えてきましたね。
下関は明日、明後日頃が桜も満開とのことで、花見が楽しみです。
すでに7分咲きにはなっているかなぁと言ったところですね。
今回は病院の入っているビルの外装塗装工事のお知らせです。
現在、当院の周りにもご覧のように足場が組まれています。
来月4月28日まで、この工事は続く予定です。
当院は通常通り診察を行っておりますが、ご来院の際は普段と異なる様子にケガ等されることのないようにお気を付けいただけたらと思います。
また、もし何か不具合があれば遠慮無くスタッフまでお申し付けくださいませ。
お知らせは以上です。
。。。
はい、写真をよくみてみると、何か当院の壁ガラスが普段と異なりますね。
気づかれたあなた、よく当院をご覧頂いているようですね、ありがとうございます。
実は現在このようになっています。
桜の木の下でなつしゃちょーや動物たちが遊んでいたり、
鯉のぼりを掲げていたり、
なつしゃちょーが鯉のぼりを掲げていたり、
クロちゃんとスタッフの犬が仲良く並んでいたり。
実は現在、月に1回の頻度で絵の内容が変わっていっています。
絵心のあるスタッフが素敵な絵を描いてくれていますので、ご来院の際はぜひ、壁ガラスの絵の内容も楽しんで頂けたらと思います。
なお、ご紹介したほかにも絵はあります。
院長もどこかに描かれているそうです。
ぜひ、探してみてください。
なつ動物病院、院長の原田です。
寒さが和らいできましたね。
我が家の猫たちは寒さの和らぎと共に私から離れていく時期になりました。
ちょっと、いや、かなり、寂しいですね。。
でも二人は仲良しなのでよしとしましょう。
それはおいといて、昨日びっくりすることに我が家でもヤツを見かけてしまいました。。
いや、正確に言うと「プゥ〜ン〜」という羽音のみの確認なので、本当にヤツなのか定かではないのですが、、
夏になると増え、人を刺し、痒みを起こし、寝苦しい夜に荷担するヤツです。。。
そう、蚊です。
奈良に住んでいた頃よりも見かけるのが断然早い気がします。
木々が近く、用水路の隣と言うことも関係しているのかもしれませんね。
この蚊による人の害は温帯に属する日本ではそんなに多くありませんが(それでも日本脳炎や近年温暖化に伴い国内感染が確認されたデング熱があります)、世界的に見れば実は蚊は世界で最も人を死に至らしめる動物とも言われているそうです。
多くは熱帯・亜熱帯地域で蔓延するマラリアやデング熱が蚊を通じて感染し命の危険にさらされています。
…以外と調べたら怖いですね、蚊。
わんちゃんにとっても病気関連でなじみが深いですね。そうです、フィラリア症です。
フィラリア症の病態や、感染など奥が深いのですが、今回は感染についてです。
フィラリア感染開始時期や感染終了時期はHDUという概念があり、「一日の平均気温を用いた計算式」である一定の値を超える、もしくは下回ることで感染の可否が変わってくる目安とされています。
…はい、読んでてもさっぱり分かりませんよね?書いててもさっぱりイメージが付かないです。
すごく簡単に言うと平均気温15度の日が続くとフィラリア感染開始、下回る日が続くとフィラリア感染終了です。
でも平気気温っていわれてもぱっと分からないですよね。
最低気温、最高気温は天気予報を見れば比較的すぐ目に付くのですが。
このため当院ではフィラリア予防の開始、終了の目安として、「蚊を見かけたら1ヶ月以内にフィラリア予防の開始、蚊を見かけなくなってから1ヶ月後まで継続」というようにお伝えしています。
ちなみに以前は犬だけの病気と考えられていたフィラリア症ですが、最近は猫も感染していることが分かってきました。
犬よりは感染しにくいそうですが、一説では10頭に1頭は感染しているとも言われています。
ご自宅の大事なわんちゃん、ねこちゃんを病気から守る為にも今一度予防医療をお考えくださいませ。
なお捕捉ですが、我が家のなつは体重が重すぎるため、一般的な猫ちゃん用の予防薬1本では間に合わず、毎月2本使う必要があります。。
予防の費用も倍かかりますね。。
予防のしやすさ、他の病気の予防の観点からも愛犬、愛猫の肥満にもお気を付けくださいませ。。。
なつ動物病院です。
だんだんと暖かい日が増えてきましたね。
みなさんいかがお過ごしですか?
なつしゃちょーは今日も元気に日向ぼっこしています。
今回は病気についてシリーズ、猫の尿道閉塞についてです。
わんちゃんも猫ちゃんもおしっこが出なくなる、出しづらくなる尿道閉塞という病気がありますが、わんちゃんと猫ちゃんで
原因や頻度が異なってきますので、今回は寒い時期に多くなりやすい猫の尿道閉塞についてお話しします。
まず、尿の通り道についてのお話です。血液中の老廃物は腎臓で濾過され尿として体外に排出されます。
このとき、腎臓から膀胱までの尿の通り道が尿管、膀胱から体外までの尿の通り道が尿道です。
尿道閉塞とは字の通り、膀胱から体外までの尿の通り道が詰まってしまう(閉塞してしまう)病気です。
尿道がつまってしまうと老廃物を多く含んだ尿を体の外に出せなくなります。
すると体の中に老廃物がたまっていき、気持ち悪くなって吐いたり、食欲がなくなったり、中には脳に影響を与えて発作を起こしたりします。
1日以上尿が出せなくなると亡くなる事もある緊急性の高い病気です。。
以上をまとめて症状として
①尿が出ていないor何回もトイレに行く
②元気・食欲がない
③吐く
④ぐったりしている
といった症状のうち、雄の猫ちゃんで①+②、③、④で尿道閉塞の可能性が高いです。
①のみであれば膀胱炎で緊急性が低いこともありますが、尿道閉塞だと緊急性が非常に高いので、上記に当てはまる症状の時はすぐご連絡ください。
なお雌の猫ちゃんは雄に比べて尿道が太いので尿道閉塞になる事はほとんどありません。
ただ②、③、④のみの症状の時でも尿道閉塞以外の緊急性の高い病気もありますので、様子がおかしければご連絡頂けたらと思います。
診断としては身体検査につきます。
尿を体の外に出したくても尿道で詰まって出せなくなるので膀胱はパンパンに大きくなり、常に尿を出そうとするので膀胱が硬くなります。
このため、触診で硬く大きい膀胱が触れたら診断が可能です。
治療は尿道のつまりを取り除く、尿が出なかったことにより生じた腎臓や体の負担を点滴により改善させる、といった治療になります。
また尿道がつまる原因も様々ですが、猫ちゃんの尿道閉塞の原因の多くは特発性といってこれといった原因が無い事が多く、かつ再発しやすい病気です。
このため、原因の特定を行った上で多角的に治療後の再発予防のケアが重要となってきます。
今回のお話も皆様の一助になれば幸いです。