お知らせ

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2月の診療案内

こんにちは、なつ動物病院、院長の原田です。
先日は病院をお休みにして学会に参加してきました。
やはり最先端の情報に触れると普段の診療に活かしてよりよい医療を提供しなければと思いますね。

2月の診療案内です。

2月1日(土)は院長所用のため18時までの診療となっています。
2日(日)、勉強会のため休診です。

17日(月)は院長不在のため休診です。17日、18日は時間外対応も出来ません。

26日(水)は研修のためお休みです。
代わりに25日(火)に診療を行っています。

27日(木)はセミナーのため18時までの診療となっています。

診療日の変更が多く、ご迷惑をおかけします。
お手数おかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

1月の診察案内

新年明けましておめでとうございます。
年末年始、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

なつ動物病院では実はしゃちょーのなつが昨年8月に急逝致しました。
7月下旬から体調を崩しており、調べたところ肝臓がんが見つかりました。
体調不良が見つかってからあっという間の出来事でしたが、約11年間、一生懸命生きてくれたと思います。
しゃちょーはいなくなってしまいましたが、今後もより一層よりよい病院となれるようにスタッフ一同頑張っていきます。
なつは名誉しゃちょーとして病院を見守ってくれていると思います。

院長家では3人居た猫も現在はシャイなさくらさんだけとなってしまいました。
猫と花って似合いますよね。

1月の診察案内です。
16日(木)は勉強会のため午後の診察は18時半までとなっています。
18日(土)は勉強会のため午前通常診察、午後休診となっています。
22日(水)は手術見学のため休診となっています。
なお、1月から6月まで毎月第4水曜は手術見学のため休診予定です。
2月からは第4水曜の前日火曜に代わりの診察を行う予定です。
26日(日)は院長学会参加のため休診となっています。

予定変更となっている日が多々ありますが、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

年末年始の診察案内

こんにちは、なつ動物病院です。
気がつけばもう12月、師走だけあってあっという間に日が経っていきますね。
もうじき新年を迎えようとしています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

今回は年末年始のご案内です。

12月22日(日)はセミナーのため休診です。
30日(月)まで通常通り診察を行っています。
31日(火)は定休日です。

1月1日(水)〜3日(金)は緊急患者さんのため、12時〜16時で診察を行っています。
特別診察料3000円加算されます。
診察をご希望の方は必ず事前にお電話にてご連絡ください。
1月4日(土)から通常通りの診察を行っています。
1月5日(日)は勉強会のため休診となっています。

お手数おかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

年末年始、いつもと違った雰囲気の中、動物もわくわくして誤食したり、体調を崩したりのトラブルが発生しがちです。
何か異変があればお気軽にご相談ください。

10月の診療案内および時間外対応について

こんにちは、なつ動物病院です。
9月も終わり涼しくなりましたが、台風が接近中ですね。
ブログ執筆中の現在はかなり風が強いです。
皆さまもお気を付けください。

まずは10月の診療案内です。
10月6日(日)は院長都合により1日休診です。
26日(土)は午前中通常通り、午後は勉強会のため休診予定です。
31日(木)は病院都合により1日休診です。
折り返しになるかもしれませんが、連絡は付きますので、緊急時はご相談ください。

続いて時間外対応についてです。
当院では2019年10月現在、初診、来たことある患者さんに限らず緊急性があれば極力時間外対応致しています。
ただし、時間外対応出来ない場合もあります
また、基本的には獣医師一人での対応となりますので、応急処置がメインとなります。
緊急性を取り除く処置の後、原因追及等は翌日になる事もございます。
時間外対応出来ない場合でも他の緊急対応可能な病院をご紹介したりお話を伺ったりの電話対応は致していますので、
緊急性がありそうな場合はご連絡ください
またお話を伺い、緊急性が低い(軽度、もしくは数日前からの症状など)場合は翌診察時間内の来院をご案内することもあります。
ご理解とご協力をよろしくお願いします。

9月の休診案内

夜や朝の気温も徐々に下がり、秋らしくなってきましたね。
寒暖差が大きいと動物たちも体調を崩しやすいのでお気を付けください。

9月の休診日案内です。
9月23日(祝・月)は下関動物ふれあいフェスティバルのため、休診となります。

22日から23日にかけては時間外対応も出来ません
お手数おかけしますが、ご理解とご協力よろしくお願いします。

8月の休診案内

こんにちは。
8月暑かったり台風来たり、気象の変化も大きいですが、いかがお過ごしでしょうか?

8月の休診案内です。

8月18日(日)は院長学会参加のため休診日とさせていただきます。
8月21日(水)は夏休みを頂いております。1日休診となっています。

20日から21日にかけては時間外対応も出来ません、お手数おかけしますがどうぞよろしくお願いします。

猫の一時気管切開と永久気管切開:気管入口の腫瘤

こんにちは、なつ動物病院です。
山口は下関は台風で大雨でしたが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしたでしょうか?
梅雨もようやく明けましたね、

久しぶりの更新ですが、今回は病気についてです。
後半は手術部位の写真もありますので、苦手な方はスルーしてください。

今回の主役は猫ちゃんです。

凛々しい顔つきの白猫ちゃんですね。

初めて来院されたときの症状はご飯を食べない声がかれている、でした。
呼吸状態に異常はなく、血液検査、お腹のレントゲン検査で腸にガスが貯まっていました。
胃腸の病気と考え、点滴治療で食欲も声のかすれも一時改善したのですが、再度食欲不振に。

再診時、診てみると息を吸いにくい様子(吸気性呼吸困難)がありました。
ここで喉から胸にかけてのレントゲン検査をしてみると、

気管の入り口あたりに出来物(腫瘤)を認めました。
出来物が気管の入り口につまり(閉塞)、呼吸がしにくいことから空気を飲み込み(呑気)、その影響で食欲不振が出ていることが予想されました。

このままでは息が出来なくなるので、空気の流れを確保する処置を実施する事にしました。
腫瘤を確認するにしても取るにしても、まずは空気の流れを確保する必要があります。
今回のような場合、その方法として、
・一時気管切開
・永久気管切開

という方法があります。

・一時気管切開
気管に一時的に空気の通り道の穴を開け、閉塞の原因がなくなれば閉じるというもの。
一時的に空気の通り道の穴を開けている間はチューブなどが必要。
・永久気管切開
気管に穴を開け、その穴を通じて呼吸をさせる方法。仮に閉塞の原因がなくなっても穴はあいたまま。

原因の解決が見込める場合は一時気管切開を、原因の解決が見込めない場合は永久気管切開を行うこととなります。

今回の子では一時気管切開を選択し、腫瘤の確認を行いました。

出来物を内視鏡で確認すると、気管の入り口をふさぐ形であり、切除は難しい、もしくは切除出来たとしても呼吸に影響を与えると判断しました。

一時気管切開のまま維持を試みましたが、猫ちゃんの場合、気管の分泌物が多く、チューブがすぐ詰まってしまうことが多いです。

今回も分泌物が多く、一時気管切開では呼吸の維持が出来ないと判断、すぐに永久気管切開に切り替えました。

今回の子は、その後、二次診療施設へご紹介し、精査、放射線治療を行っています。

放射線治療後の腫瘤はレントゲン上このようになりました。

今回のような病気は比較的珍しいですが、当院では生命維持に必要な事を出来る限り行い、その後、当院で対応出来ないより詳しい検査や治療が必要な動物は適した二次診療施設をご紹介させて頂いています。
気になることがございましたら遠慮無くご相談にいらしてください。

4月およびGW中の診察案内

なつ動物病院です。
桜も満開を過ぎ、春らしくなりましたね。
新学期も始まりみなさま慌ただしくお過ごしでしょうか?

4月およびゴールデンウィーク中の診察案内です。
ゴールデンウィーク中は通常の祝日と異なり午後も診察日を設けている日があります。

         午前  午後
4月
25日(木)    ○   14時〜17時(院長学会参加のため)

27日(土)    ○    ○
28日(日)    ○    ×
29日(月・祝)  ○    ×
30日(火・祝)  ×   × (休診日)

5月
1日(水・祝)   ○    ○
2日(木・祝)   ○    ○
3日(金・祝)   ○    ○
4日(土・祝)   ○    ○
5日(日・祝)   ○    ×
6日(月・祝)   ○    ×
7日(火)     ×   × (休診日)

以降通常通りです。
急患は可能な限り対応致しますので、その際はお電話でご相談ください。
転送電話となっています。

3月の診察案内

こんにちは、なつ動物病院です。
寒さも和らぎ、春が近づいてきましたね。

3月の診察案内です。
3月9日(土)午前中は急患のみの対応となります。
かならずご連絡の上ご来院ください。
午後は通常通り診察を行っています。

3月11日(月)は院長不在のため臨時休診となります。
11日、12日は時間外対応も出来ません。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

胆嚢破裂

こんにちは、なつ動物病院です。
2019年になり早くも1ヶ月が過ぎました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回は胆嚢破裂という病気についてです。
手術写真もありますので、苦手な方はスクロール控えてくださいね。

みなさん胆嚢という臓器はご存じですか?
胆嚢は胆汁という消化を助ける液体を蓄えています。
ただ、胆汁の作られる場所は肝臓で、胆嚢で一時貯蔵、食事時に胆嚢が収縮し、胆嚢から小腸までの管(総胆管)を通り小腸へ分泌されます。

超音波検査機器で胆嚢をみると正常な胆嚢は以下のような超音波画像となります。

胆嚢の中は黒くきれいな様子で写ります。胆嚢の壁も弧を描いてきれいですね。

今回ご紹介する病気はこの胆嚢がそのまま破けてしまった状態を示します。
胆嚢が破裂すると強烈な腹膜炎を起こしますし、緊急性が高く、亡くなってしまう可能性の高い病気となります。
胆嚢が破裂する原因は様々です。
 ・胆嚢壁自体が弱くなっていた(炎症、腫瘍)
 ・胆管が詰まって圧が加わった(胆泥、胆囊粘液嚢腫、胆石)
 ・胆嚢に外圧が加わった(事故など)
また、胆嚢が悪くなる時には胆汁を作る肝臓自体が悪くなっているとも考えられています。

上記の正常な胆嚢と比べ、胆汁の流れが悪くなり、胆汁が泥のように変化(胆泥化)すると下記の様な超音波画像となります。

このように、黒く写るはずの胆汁が白く塊で見えます。

この状態ではまだ胆嚢は破裂しておらず、緊急性は高くないですが、今回破裂していた子は次のような超音波画像でした。

胆嚢の壁の連続性がなくなり、きれいな弧は描かず形が崩れ、一部壁が写らなくなっています。
また胆嚢の壁の外側も黒くなっており、液体貯溜が疑われます。

今回の子はすぐ緊急手術を行いました。
手術中の写真は以下のようでした。

腹水が貯留しており、胆嚢が存在する場所には正常な胆嚢が無く(正常な胆嚢はやや暗緑色に見える卵用です)、破けて壊死したであろう胆嚢壁と思われるものがありました。


腹水を除き、胆嚢壁と思われる部分をつかみ、


ゆっくり剥離していくと壊死していない胆嚢壁が出てきたので、なんとか胆嚢を切除し手術を終えることが出来ました。

今回の子は非常に生命力が強く、無事退院し、現在も元気に過ごしています。

胆嚢のトラブルに特徴的な症状は黄疸といった皮膚や白目の部分が黄色くなる症状ぐらいしか無く、あとは元気・食欲の低下、嘔吐などありふれた症状です。
いつもと様子が異なるときは様子を見ずにご来院頂き、病気の早期発見のお手伝いが出来たらと考えています。
気になることがありましたらいつでもご相談ください。