手術直前
手術直後
手術例 猫・鼻咽頭ポリープ切除 オトスコープにて
当院では腹腔鏡を備えていますが、腹腔鏡があるとカメラの先端のデバイスを変更することによりオトスコープ(耳の内視鏡)の実施も可能です
今回は猫の鼻咽頭ポリープに対してオトスコープにて切除した症例です
鼻咽頭ポリープは非腫瘍性の結節性病変で、比較的若い猫に発生します
中耳(鼓膜の奥)や耳管(耳と鼻をつなぐ管)に発生し、鼻咽頭(喉の方向)や外耳道(耳の入り口の方向)に向かって成長します
外耳道内に突出すると、耳を気にする、頭を振る、痒がるといった外耳道炎症状を呈します
また、いびきや呼吸が苦しそうといった呼吸器症状や、頭が傾く、目の様子が変と知った神経症状を呈することもあります
外耳道内に突出した鼻咽頭ポリープはオトスコープ下にて比較的簡単に切除できることがあります
当院では外耳道内に突出した鼻咽頭ポリープはオトスコープを用いて切除します
切除後は比較的速やかに症状が改善する傾向にあります